宝島のチュー太郎

20年続けたgooブログから引っ越してきました

本のこと

ダン・ブラウン

毎週録画予約して、夕食時に観る、【あの本読みました】を観た。その週は、ダン・ブラウンの最新刊に纏わるものだった。 彼が、ダヴィンチ・コードの原作者で、それがトム・ハンクス主演の映画となった程度のことは承知しているし、観た記憶もある。ただ、そ…

夏の庭

www.youtube.com 昭和31(1956)年5月に、伊予三島市村松で私は産まれた。 確か、三つの年に、我が家は土居町に引っ越した。元瓦職人の家だったという家作付きの土地を父が求めて、移り住んだのだ。土居高校の正門を背にして5分ほど歩いた先にその家はあった…

対岸の彼女

なんだか、自分にはない感性。仲間はずれだとか、いじめ、といったことに腐心した経験がないので、なんでそんなに周りを気にするのか?と、不思議に思う。それが理解できない。もしかすると、私が鈍いのか? そうした感情の機微を追体験してて、【八日目の蝉…

家守奇譚 梨木香歩

図書館で借りたのは単行本。ナイルには文庫本の情報しかない。 ホントはこのデザインの方が好きなのだけれど。 家守綺譚(新潮文庫) 作者:梨木香歩 新潮社 Amazon 以下引用 日常にこぼれ出る豊穣な気配。花は人を恋い、水は友を招く――。それは、ついこのあ…

リーマンの牢獄

きっかけは、この動画だった。 www.youtube.com 調べてみれば・・・ ■これはノンフィクションです──2024年最大の問題作、ついに刊行!371億円を詐取し、獄中14年。逃亡を指示した「共犯者」は忽然と姿を消した──。無名のサラリーマンの人生を狂わせた「バブル…

天才 石原慎太郎

石原慎太郎が、一人称、すなわち、角さんが一人語りをする体で構成されている。 まず、めっちゃ大きな文字、普通にレイアウトすれば、半分のページ数で済むのではないか? 「俺」と語るが、勝手な印象では「儂」の方がしっくりくるのではないか? それと、「…

なれのはて

この人、若いのに凄いテーマに取り組んで、読み応えのある作品に仕上がっている。 今流行りの、二刀流?昔風に言うならば、二足の草鞋を履いている。 秋田で石油が採れるということは、なんとなく知っていた。大阪出身の彼が、見事な秋田弁を駆使している。 …

BRUTUS(ブルータス) 2025年 8月15日号

FBの宣伝に惹かれて、取り寄せようと、ナイルにアクセス。 なんと、unlimitedに含まれてた。 ラッキー! BRUTUS(ブルータス) 2025年 8月15日号 No.1036 [文芸ブルータス 2025夏] [雑誌] マガジンハウス Amazon

宇宙一わかりやすい「量子力学」大全 目に見えない世界を味方にして人生を好転させる56の法則 (中経出版)

ようつべでこんな本と出合いました。 宇宙一わかりやすい「量子力学」大全 目に見えない世界を味方にして人生を好転させる56の法則 (中経出版) 作者:田畑 誠(まこちん) KADOKAWA Amazon 興味深い内容。素直に読んでみようと思いました。 昨日、クリックし…

極道放浪記

時代ものから現代もの、人情劇からサスペンス、果ては中国の紫禁城あたりが舞台になる歴史ものと、小説のデパートのような作家、浅田次郎さんは昔、こんなヤバい人だったと。 勿論、小説家としての創作という熟練の手管が加わってるのだろうが、全く無いとこ…

PRIZEープライズ

PRIZEープライズー (文春e-book)村山 由佳文藝春秋 やっぱりな。 小説家に憧れはしても、我にその才はない、ということを認めたくはなかった、ずっと。 だけど、この作品を読んで、納得がいった。 手を上げるしかない。 如何に様々なファクターを吟味咀嚼し…

おきざりにした悲しみは

16歳の頃から、小説を書いてきました。 いつの日か、水のような文体を手に入れたい。 その文章で、生きているものを書いてみたい。 それは、きっと励ましに満ちた物語で、読み終えた人の胸を一杯にするものになるはずだ。 そんな小説を、いつか書き上げてみ…

この人は昔から有名

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"孤高の歩み —虚無から創造精神へ—"

孤高の歩み —虚無から創造精神へ—梅崎 幸吉幻冬舎 以下引用 絶望の淵にあっても、生きる喜びを見出せるか 『人生とは何か、生きるとは何か——』 福岡県の小さな村で生まれた幼少期から始まり、画家として成功に至るまで、 当時見ていた景色をリアルに描く心が…

バリ山行

バリ山行?なんじゃそりゃ、である。 まあ、よみゃあわかるやろと、図書館にリクエスト。 それは、あえて登山路を外れる難易度の高い登山、だと言う。 オモロイか?そんなん。 フツーはおもろない。 なので、変人か究極の趣味人のハナシ。 で、これが、そん…

影の支配者たち「ディープステートが世界を操る仕組み」

影の支配者たち「ディープステートが世界を操る仕組み」ベンジャミン・フォード ベンジャミン・フォード、過日私は、彼を陰謀論の第一人者として捉え、注目していた。 その最新刊(発売日 ‏ : ‎ 2024/10/22)がアンリミテッドに。 読んでみよ・・・

壮大な法螺

闇の支配者に握り潰された世界を救う技術 <現代編>ベンジャミン・フルフォードイースト・プレス 昨日の疑問が先程解決した。 キンドルのコピペには字数制限があったのだ。 そんな訳で、本当に必要な部分のコピペが不可となった為、以下は要約。 では引用 太…

毒出しファスティングのあんちょこ

またポチっと

録画予約してあった、NHKで、多分昨晩放送のあったイギリス制作のドキュメンタリー「再検証 ケネディ暗殺の謎に迫る (前編)大統領の孤立と“暗殺犯”の孤独」を途中まで観た。 何故途中でやめた? 仕事さ。 これまで、様々なそれ関連を観てきたが、完全に日本…

日本人はなぜ特攻を選んだのか

チュー太郎のお客さんに熱烈に勧められて、古本を取り寄せた。 歴史観には、様々な見方があって、なかなか断言できないところがある。 そも、その情報自体の真偽に心許ない思いがあるからだ。 例えば南京虐殺。 それはあったとするのが定説となった現在でも…

ユニクロ

何故だか、図書館にリクエストして取り寄せてもらった本。 『今更ユニクロでもないやろ』 御尤も、なんでリクエストしたんやろ? 豈図らんや、これが大作で、読み応えがあった。 まず、日経新聞編集委員たる杉本貴司さんの文章力、筆力に感心する。 それは、…

ポール・ニューマン語る

「ハスラー」「暴力脱獄」「明日に向って撃て!」など、数々の名作に出演し、今なお愛される伝説のスター、ポール・ニューマン。 死後発見されたインタビューを編纂し、トム・クルーズやジョージ・ロイ・ヒルら関係者の声も織り交ぜた、最初にして最後の自伝…

4日で若返る「毒出し」のトリセツ

二か月近く前に図書館にリクエストして、取り寄せてもらったこの本。 なんでそうしたのかの記憶は既に無い。 なので、以下は想像に過ぎないが、書いておこう。 昨今の現代人は癌で亡くなる人が増えている。 その増加率は顕著だ。 その原因について、門外漢た…

ひとりでカラカサさしてゆく

ひとりでカラカサさしてゆく江國 香織新潮社 人生における責任。 子を成人させ、親を看取る。 それさえ完遂すれば、我の生死は我で決めていいんじゃないか? キリストさんは自死を認めてないらしい。 別にキリストさんの免罪符は必要ない。 還暦を迎える辺り…

サイゼリヤ元社長が教える 年間客数2億人の経営術

サイゼリヤ元社長が教える 年間客数2億人の経営術堀埜一成ディスカヴァー・トゥエンティワン 過日、ようつべで、この著者のインタビューを観て興味を持ち、図書館にリクエストしてみた本。 それは、ミツカン酢の創業者が中埜さんで『なかの』と読むことを覚…

お盆を挟んで

けふは移動図書館の日。 リクエストしたのが2冊一遍に。 リクエストする前に確認すると、驚いたことに既に蔵書としてあったのが一冊と、古いのが一冊。 一度に四冊。 でも、二週間後がお盆なので、その更に一週間後の三週間先が期限。 ラッキー・・・

力道山未亡人

力道山未亡人細田昌志小学館 力道山の死因が医療ミスだったことと、実業家として意欲を持っていたことは、興味深かったが、その他は大体想像がつくものだった。 前作の沢村忠に真空を飛ばせた男と、時代や業界が重なる部分があるし、逸話の深さにおいても、…

同居鮨 間借り鮨まさよ Ⅱ

同居鮨 間借り鮨まさよ Ⅱ原 宏一双葉社 間借り鮨から同居鮨へ。 いよいよ『まさよ』は定着する と先走って想像してたら、違った。 内容は第一作と変わり映えしない。 が、人と人とのリレーションの表現は素晴らしい。 ただ、この先はもういいかな・・・

岸本 佐知子

なんらかの事情 (ちくま文庫 き 30-2)岸本 佐知子筑摩書房 『孤高』をキーワードにナイルサーフィンをしてて、偶然に辿り着いた彼女にキョーミを持った、大いに。 全く知らなかった翻訳家。 現在、図書館への予約は上限なので待ち切れず、こいつの新刊を久し…

真の人間になる

真の人間になる(上) (エクス・リブリス)甘耀明白水社 図書館にリクエストして取り寄せてもらった本。 何故邂逅したのかについては記憶がない。 如何にも大仰なタイトルだし、著者が台湾の人だというのも異色な感じ。 問題は、読み手である私の気分がなかな…