宝島のチュー太郎

20年続けたgooブログから引っ越してきました

    冬でも生のまま舐める、店主はそれが好き

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対岸の彼女

 

 

 

 なんだか、自分にはない感性。
仲間はずれだとか、いじめ、といったことに腐心した経験がないので、なんでそんなに周りを気にするのか?と、不思議に思う。
それが理解できない。
もしかすると、私が鈍いのか?

そうした感情の機微を追体験してて、【八日目の蝉】を思い出した。
そりゃさうだ、同じ著者なのだから。

 

 ただ、老人の域に差し掛かった今、それと似たようなケースは思い当たる。
それは、こちらが友人だと思っていた人物が離れていったという感じ。

この作品の中にもあるように、『ん?俺なんか地雷踏んだか?』くらいのことは思ったことがある。

 

 でもそれも、『しるけや、嫌ならやめとけ』と、決め込むのが私の性分。
人間、どうせ独り、それでいいぢゃないか。
と、決めている。

 

 作品の展開について、端は、葵とナナコの友情が中心なのに、途中から小夜子が全く別の空間から割り込んできて、以来、時系列を飛び越えて行ったり来たり。
それにどうも馴染めなかった。

 

 でもそれは、最終章の為の伏線であることが段々と見えてきて、最後には、タイトルの意味が理解できる仕組みに唸った。

 

生き辛さを経験して、大人になって出会った同い年の二人が、やがてそいつを乗り越えていく様を追体験しているさなか、たまたま流していたyoutube musicの【悲しい】で選んだプレイリストが嵌まって、思わず落涙寸前。

 

 いやいや、まだ道半ば、これからもっと挫折することもあるだろう。

でも、今、こんなに気持ちの通じるソウルメイトとの生活が始まるんだ。
ならば、その刹那を愉しめばいいぢゃないか、葵と小夜子・・・