創作
例えば、長く、そうさなあ、30年余り一緒に歩いてきたふたりがいるとする。 或る日、ちょっとしたことが原因で、疎遠になる。 お互いを必要としているのに、少しずつ意地を張り合った。 その挙句に、張りつめていた糸が切れた。 死ぬまで一緒に、そう思って…
www.youtube.com 逢えない苦しさ 逢えない寂しさ 逢えないもどかしさ せめて、デジタルな文字だけのキャッチボールとも それも許されないのなら それでも、想い続ける、毎日、事あるごと、いつまでも それが独り残された者への宇宙からのミッション・・・
少し懐かしい記憶を辿れば、それはもう既に10年余り前のことだったりする。 つい昨日のことのように思える刹那から、知らぬ間にこんな場所までやってきてたことに、そこで漸くきづく。 だとすれば、今すべきことは、サレンダー。それは、受け入れること、そ…
黄金週間も明日でおしまい。漸くいつもの生活に戻れます。その最終日がボクの定休日、そして予報に依れば、明日は終日の雨模様、ならば庭仕事はパス、てことは、久し振りに山のサウナへ。 基本的には、他人様が休みの日には出掛けない主義ですが、そろそろデ…
ブルームーン 2019-05-30 12:15:06 | つくりバナシ 「病院を出ると、SY内丸という映画館の看板があるの」「看板?」「そう、照明の当たった古い看板」「それが?」「最後に、30秒間だけそこに立っていて欲しいの、ここからそこが見える」「わかった」 暮れ…
仙台駅経由盛岡駅行き 2024-02-25 20:05:02 | つくりバナシ 1979年12月の或る日、ちゃんと別れたつもりのケイから久しぶりの手紙が届いた。もうそんなことは期待してなかった俊輔は、暫くその封書を眺めた後、やおら挟みで開封する。 今頃ごめんなさい。 で…
Nのこと 2024-06-15 22:02:10 | つくりバナシ 1972年、俊輔は高校生になった。そこでようやく、ホントにやりたかった部に入った。それが柔道部。姿三四郎から柔道一直線を経て、柔道というものに憧れがあった。そうそう、鉄下駄なんぞも履いていたっけ。 そ…
Mr. サマータイム - サーカス 2024-09-10 17:17:54 | つくりバナシ Mr. サマータイム - サーカス >終電も終わり、通行人もまばらになった通りをずっと眺めていた。諦めたり、励ましたり、心の中で葛藤しながら。相も変わらず、ボーっと眺め続けていた。 そ…
Syun's Barの8人掛けテーブルに揃った面々、ナオキマン、さとうみつろう、矢作直樹、馬淵睦夫、及川幸久、トランプ、ハリス、そして楠俊輔。とある平日の深夜、示し合わせた訳でもないのに、どやどやとやって来た一見さんたち。ただ、俊輔にとっては、みん…
さくら 2024-10-19 19:28:58 | つくりバナシ それは、松山の一番町と勝山通りの交差するエリアの近くにある、よくある飲食店の雑居するビルの4階にあった。店名はサクラ、10席ほどのカウンターしかない、さくらという名のママが一人で経営するごく小さなスナ…
2024.5.18.sat.その朝、前夜の夜更かしが祟ったやや重い体に鞭打ちつつ、俊輔は営業後そのままにしてあったグラスを洗っていた。そして、以前から曇りが気になっていたカクテルピンを入れたグラスを洗い直そうと思い立つ。小さな本体と、埃除けの目的でそれ…
例えばこんな 全体像 その5 2023-09-19 19:27:02 | 【22】 ケイの実家では、一応の平安が訪れたようで、その後ケイには遠出が許された。そして、月に一度は仕入れの為に上京できるようになって、数か月。7月に出てきたケイは、また岩手に帰らなかった。あれ…
例えばこんな 全体像 その3 2023-09-16 17:22:45 | 例えばこんな【13】 ケイにフラれたから、リコとは、それはなかったことにして継続。そんな訳にはいかないだろう。いくら【都合のいい女】でも、そういう訳にはいかない。なので、リコにも事情を明らかに。…
例えばこんな 全体像 その4 2023-09-16 17:24:14 | 【19】 それからの二人は週に二通は手紙のやりとりをした。そして時々、ケイは近影を同封してきた。一月末の手紙に、『来月、名古屋にいる白百合の友達のところへ旅行に出ることになりました。東京駅で逢え…
【例えばこんな】全体像その1 2023-09-14 10:20:55 | 例えばこんな どうだろう、残部で30話くらいにはなるのかな。毎日1話ずつアップしてるので、追跡が面倒なことが想像できる。そこで一計を案じた。ここに全体をまとめて、新たな話をアップするごとに更新…
【例えばこんな】全体像その2 2023-09-14 10:21:37 | 例えばこんな【8】 楽しい時間は、あっという間に過ぎる。そして、どんどん終電の時刻が迫ってくる。僕は少なからず焦っていた。このまま別れたら、もう次はないんじゃないか?ケイは、変な男のペースに…
ウイスキー 2023-09-03 13:29:00 | 【例えばこんな】って、なんでこんなタイトルにしたんだろう。それは『あまり深く考えてなかった』、多分これが正解。でも、最後になんとなくこじつけられそうな気はしているので、やはり、心の何処か深い部分と繋がってい…
最近戒めていることと、愉しみなこと 2023-08-31 10:09:34 | それは、一つ。最近再開した作文だ。15年も放置したまま、一歩も動けずにいた【小説のようなもの】への再トライ。どうせなら、秘密裏に進めないで、ここにもFBにもアップしてやれと。そうして逃げ…
プロット 2023-08-29 16:14:03 >小説、劇、長詩などの筋立て、構成のこと。普通、ストーリー(物語)の展開の意に用いられるが、ストーリーが内容の時間的経過による発展、展開を表すのに対し、プロットは主題を中心とする登場人物の性格、心理など内面的展…
或る日、或る人に、軽い気持ちで構想中のプロットを話したことがあります。すると、「それ読んでみたい」と。これは困ったぞ、軽口をきいた為に、宿題が出来てしまった。 実はワタクシメ、本好きが高じて、自分でも何か書けるんじゃないかと、50歳を越えた辺…
【東京から尾道へ】 昭和51(1976)年11月の早朝、楠俊輔(しゅんすけ)はズタ袋を肩に葵荘を後にした。頬をなでる風は、冬の訪れを実感させる。 ただ、それはまだ余裕のある寒さで、考えようによっては季節を愉しむレベルだ。特段どうというイベントのない…
