少しは消化していかないと、と見始めるも、どうも退屈で、つい別のものに手をつける。
そして、そいつもまたピンとこない。
そんなことの繰り返しで、「もしかしてオレ、もう映画は好きじゃなくなった?」などと考えていたときに出会ったこの映画。
素晴らしかった。
綺麗な景色の横糸に、好ましい人間関係の縦糸が織りなす物語は、なんともホッコリとした心持ちにさせてくれる。
「いやあ、やっぱり映画って、いいもんですね」
そう再認識させてくれたこの映画について少し書いておこう。
まず、インドの映画ということで、最初は及び腰だった。
でもタイトルが、食がテーマのものが好きな私の琴線に触れた。
陰影の強調されたやや暗めの画面。
それは多分敢えてそうしてるのだろうけど、その意図は汲み取れない。
それでも、フランスの田舎の古い家や周りの景色がとても綺麗だ。
特に、湖のある風景は、一種お伽噺を思わせる。
そんな舞台に、インドから移住してきた料理人一家が入り込む。
フランスといえば、言わずと知れた保守的で差別的な国。
そこに黄色人種が溶け込む困難は想像に難くない。
そこんとこを紆余曲折の上、乗り越えていくところが、この映画の肝か。
勿論、その鍵となる料理のシーンも大きな魅力。
しかし、なんと行っても魅力的なのは、老齢のマダム・マロリー。
老いても綺麗な人は素敵だ。
花火を背景に、インドのじいさんとマダム・マロリーが見つめ合うシーンが秀逸。
老人の恋もアリ?
そんな気分にもさせてくれる。
見終わった後にハッピーな気分にさせてくれる映画に久しぶりに巡り会った。
削除対象外リスト入り決定!
実はこれ、終日無料の日にスターチャンネルで流れたもの。
スターチャンネルだけ突出して視聴料が高い訳は、こんなところにもあるんだなぁ・・・
追記
インド映画だと書いたが、アメリカ映画だった。
おかしいなあ、最初の表示には「インド」の文字があったんだけど・・・
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けふの1枚
背景の「チュー太郎」がまだ真新しい(30年余り前か?)。
多分、私がまだ20代の独身時代。
浮島太鼓台が登場する前、町太鼓台をかっきょった頃。
こっちがしの脇棒にかきついておる・・・


