
これは昨晩、配達の帰途、撮ったもの。
私が餓鬼の頃は、この夜太鼓というものはなかった。
日が暮れると、潮が引くように太鼓台もいなくなったものだ。
隣町の三島はその頃から夜太鼓があったのに、新居浜にはないから、寂しい思いをしたものである。
同じ夜太鼓でも、光源が、三島は提灯、新居浜はかき棒に取り付けたサーチライト、という違いがある。
恐らく、三島のそれは、提灯も含めた景色を楽しむもので、新居浜は金糸銀糸の面の風情を愛でるタイプなのだろう。
昼間の青空の下で見る太鼓台とはまた違った幽玄の趣を放っている。

今日の昼、河川敷から帰ってきた太鼓台。
その太鼓台の御花を集めに来たおにいさん。
「酒の宝島」の文字をじっと確認している。
「大きな声で読んでよ。」と注文をつけたから緊張しているのかも(笑)。

「花じゃあ!」
さあ、おにいさん、頑張れよ!
やっぱ、かんだ(笑)。

私が餓鬼の頃から自分とこの太鼓台だと、慣れ親しんだ太鼓台。
やはり今でも愛着がある。
「町の太鼓はヒコーキ車じゃけん早いんじゃ!」と訳の分からないことを自慢げに云う友達の言葉をそっくりそのまま受け売りしていたものである。
やはり、日本晴れの空の下の太鼓台は清々しい。

面の風情が素晴らしい。
アップに耐える面である。
やっぱ、太鼓台は差し上げられて房が踊る瞬間がいい。
私は胸がキュンとすることがある。
明日はちょっと撮影にでかけようかなあ。
でも、フランクフルト焼いて、生ビールを売るんだよなあ。
今年は前を通りかかったスタンバイ中の太鼓台で辛抱するしかないのかな・・・
