中日だったと思う。
多喜浜への配達の帰途、その年(もしくはその前年)新調されたばかりの田の上の太鼓台を見掛けたので、眺めたくて、太鼓橋を渡って、寄せ場に行ってみると、この喧嘩が始まったのだった。
ロープを引っ掛けてかき棒を折ったりする暇もないほどのぶつかり合い。
思いは人それぞれだろうし、お叱り覚悟で敢えて言うなら、気持ちのいい喧嘩だった。
しかし、新調した幕を傷つけたりしたら、自治会からどんなに揶揄されるか、他人事ながら心配したものだ。
『もしかしたらうつっとる?オレ』
よく見ると、案の定映ってる。
あれから22年、当時はまだ40代、知らぬ間に歳食ったんだなぁ、オレ。
もっと笑えるのは、その時のエプロンを今現在していること。
我ながら物持ちが良い。
私は、酒さえ吞まなければ、最高にコスパの高い男だと自負している。
追記
酒屋が吐露する科白ではありませぬ、ハンセー・・・
追追記
よく見れば、当時のそれは緑色、今のは紺色、なので、厳密には同じものではない。
ただ、同時にネットで求めたものだから、物持ち程度は同じである。



