宝島のチュー太郎

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2021/10/23 周章狼狽の愚


 私淑する中村天風翁の言葉を中村天風財団のメルマガより引用連載します。



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■  中村天風 | 一日一話
元気と勇気が湧いてくる、哲人の教え366話

2021/10/23 周章狼狽の愚
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多くいうまでもなく、
人間というものは、
いかなる場合にもその人生に活きる際、
慌ててはいけないのである。

というのは、
人生に生ずる錯誤や過失というものは、
その原因が、
心が慌てたときに多いからである。

慌てるというのは、
またの名を周章狼狽というが、

これは心がその刹那放心状態に陥って、
行動と精神とが全然一致しない状態を
いうのである。

心がこうした状態に陥った時というものは、
意識は概ね不完全意識に
なっているのである。

中村天風

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▼急ぐ時にはまず心を調える
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(以下、杉山彦一著『いのちを活きる』
 第9章より引用抜粋)

人々が一番多く失敗するのは、
急いで事をする時である。

急ぐ時には、先へ、先へ心は焦る。
先の結果に気をとられ、心は分裂するから、
只今の足許はおろそかになる。

日常生活で、
急がねばならないことがしばしばある。

緊急の時には、心を冷静に堅持して、
動作を敏速にすればよいのである。
急ぐ時、心をせかしてはならないのである。

急ぐと心が荒れる。
慌ただしいという字になる。

慌ただしい中で平常心を亡(うしな)うと、
忙しいという字になり、
忘れるという字にもなる。

心がそわそわして気ぜわしさを感ずる時は、
まず坐ることである。
どっかりと坐ると、その体勢から
心に落ち着きが出てくるものである。

イライラして歩き廻っていると、
焦燥感はつのるばかりである。

まず坐り、ゆっくりと、長く、深い呼吸を
するがよい。

ゆるやかな呼吸は、心を和やかにする。
体の緊張感を解く副交感神経が
作動してくるからである。

そして養動法を行うがよい。
そのリズミカルな動きは、
気持ちを落ちつけてくれる。

また心を静かに澄ます安定打坐法は、
心の安定に大いに役立つ。

急がねばならない事に出合ったら、
ここだここだと、
心を焦らさず、分散させず、
注意の集中を心がけることにしよう。

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