宝島のチュー太郎

20年続けたgooブログから引っ越してきました

    冬でも生のまま舐める、店主はそれが好き

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破壊者 ハカイモノ



 エイベックスの社長、松浦勝人の雑誌連載をまとめたもの。
出だしはレンタルレコードのチェーン店「友&愛」だったということを、この本で知った。
新居浜にもあったそれのオーナー店長と30年来親しくしているので、興味深いというかなんというか。


 ただ、振り幅の大きなその半生に、感心はするが、関心は無い。
洒落てる場合ではない。
要するに、しんどそうなのと、私には興味のない毎日なので、読んでて退屈になってくる。

一言で言えば、価値観が違い過ぎて、ピンとこないのである。


 とは言いつつ、なるほど、と感じたのは、音楽業界がCDからダウンロードやストリームへの大きな転換期を迎えた中で、如何に変態していくかという考え方。
すなわち、アーティストを抱えて、管理、プロデュースしていく従来の手法から、投資するというスタンスへのシフト・チェンジ。
有望なタレントが自己プロデュースする為の資金やインフラを提供して、自由に展開させ、その果実を得るという方法だ。

取っ掛かりは、エグザイルのヒロだったよう。
その一環として、かのピコ太郎なんかも挙げられる。

多分、自分が若かった30年前は先頭を走れたが、今や若い世代の感覚とのズレを感じ始めたということなのだろう。
そして、そうしたピンチをチャンスに変えるんだ!と言ってる・・・んじゃないかな?!



 彼はいつもそうした不安と戦っているようで、「しんどいやろな」と感じてしまう。
そして、恐らく彼は「トコトン人間」なんだろうと思う。
そこまでやる?という事例がいくつも出てくる。

・時々、5日間断食する。
・朝の4時から10数キロ歩く日々が続いた。
・ペット好きが高じて、特注の水槽に鮫を飼ってた。

ここら辺りの逸話は、微笑ましくて宜しい。


 ただ、もう少し、宇宙に目に転じてもいいんじゃないかな?
あ、ロケットとか、そういうことじゃなくて、サムシンググレートといったような意味合いの・・・

て、成功者に向かって、失礼なハナシですな。

 そういうオマエな何なん?と言われそうだ。
はい、ワタクシメは、田舎のたたのビンボーにんです・・・






稀代の経営者、ヒットメーカー。30年の軌跡。
「GOETHE」の大人気連載がついに書籍化。

天使のようにしたたかに、悪魔のように繊細に。
ハカイモノは古きを壊し、新しい秩序をつくり出す。

「理想的な経営者になるなんて僕には無理だと分かった」

業界の常識はエイベックスの非常識。
貸しレコード店のアルバイトからエイベックスを創業。そして上場。
芸能界のど真ん中で戦い続けた松浦勝人の全思考。


「普通の人生では味わえないような楽しいことを経験してきた。
普通の人生ではありえない辛い目にもあってきた。
そのふり幅が大きすぎて、とても現実の人生とは思えない。」
(本書「おわりに」より)



破壊者 ハカイモノ
クリエーター情報なし
幻冬舎