宝島のチュー太郎

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    冬でも生のまま舐める、店主はそれが好き

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ひよっこ

 NHKの朝の連続ドラマって、大体が、主人公の幼少期は田舎が舞台で、成人するとそれが都会に転じるようになっている。
そして、まあ例外なく、幼少期の展開は退屈だ。
(勿論、これは個人的な感想なので、そうでない人もおられるだろうけど)


 それが、この春始まったこの「ひよっこ」は例外的に端から面白い。
田舎の田園風景の描き方が上手いのか、それを眺めるだけでも癒やされる。
そして、そこに暮らす家族がとてもいい。




時代は東京オリンピックに向かう昭和の隆盛期。
その頃私は小学2年生だったから、劇中の末弟くらいか?


 しかし、じいちゃん役の古谷一行さんは男前過ぎないか?
また、母ちゃん役の木村佳乃さんは上品過ぎないか?
あんな農家ってそうそうないやろ。

まあ、それはよしとして。


 やっぱ、ヒロイン役の有村架純ちゃんがいい。
何作か前の「あまちゃん」では一世代前の懐かしいアイドル風で存在感を放ってた。
それが今度は主人公だ。

どこかで目にしたインタビューでは、「私っていもねえちゃんでしょう」と吐露している。
確かにいもねえちゃん風にうまいこと化けている。

それと、叔父役の峯田和伸くん、いいっすねえ。
「奇跡の人」でその存在を知ったんだけど、独特の雰囲気がある。



「いばらぎではありません。いばらきです!」
母ちゃんは警官に向かって毅然と言い放つ。

出来ることなら、北茨城で農業だけをして暮らしていきたい、でも、出稼ぎしなければ食っていけない。
その辺りも、時代を反映している。


 茨城といえば、大学時代の友人がそこの出身だった。
三浪して入ってきたので、同級生なんだけど三つ年上。
そんな彼を我々は「とっつぁん」と呼んでいた。

そのとっつぁんの訛りがひどい。
東北出身者よりイントネーションが田舎っぽい。

ある時、彼が銭湯の脱衣所で服を脱いでたときに、近くで子供が転んだらしい。
その直後にやってきた親が、彼を疑いの目で見る。
でもその時彼は何にも言えなかったとか。

「どういえばいいかわかんなかったんだあ、自分ですっころんだんだあ、でええかどうかわからんかった」
と言って笑ってた。

彼は後にぺんてる社に入って、アメリカ在住だとかの年賀状をもらったことがある。
英語には茨城訛りはないのだろう。



 おっと、また横道に。

いずれ、その家族の家計を助けるために集団就職するのであろうヒロイン。
その先はおそらく、佐々木蔵之介くんがコックをする洋食屋なんじゃなかろうか?


 だって、既にもうその伏線が。
(サイトで確認すると、向島電機の人々がいるから、多分そっちだね、早合点でした)

いずれにしても、「あまちゃん」以来の期待ドラマがやってきた。



 そっか、「あまちゃん」のばあちゃん役だった宮本信子さんは、これにも洋食屋の女主人として出ている。
俳優さんはたくさんいるのに、こうして重なるということは、やはりその人でなければ、というものがあるんだろう。




 なにはともあれ、これから半年ほど愉しませてもらえそうだ・・・