(結局、最後までは観なかったんだけど)
石原裕次郎主演の邦画。
その中の1シーンが興味深かった。
主人公が孤独と不安を紛らわせようと、次々に飲む酒。
最初はトリスのポケット瓶、次に赤玉ポートワイン、そしてアサヒラガーの缶ビール。
トリスは今とほとんど変わらない。
流石だ。
赤玉ポートワインは、今ではスィートワインというネーミングに変更している。
昔聞いたハナシでは、「ポートワイン」と名乗ってくれるなと、ポルトガル政府からクレームがついたのだそうな。
シャンパーニュ以外で造られる発泡性果実酒をシャンパンと呼ばせないのと同じだね。
一体何年前の映画だろう?
調べてみるとそれは1963年だった。
私が小学1年生の頃か。
そりゃあ、酒も変わるわなあ。
一番変わったのはやはり缶ビールだろう。
まず、当時は缶入り生ビールはなかった。
なので、アサヒもラガーだ。
それも旭日旗をモチーフにしたこんなデザイン。

アルミではなくスチール缶で、プルトップ以前の缶切りのようなもので缶に穴を二か所開けて飲むタイプ。
缶ジュースなんかもそうだった。
缶の底に穴あけ用の缶切りが装着されていて、そいつを剥がして使ったものだ。
ただ、私がアルコールを嗜むようになる頃にはプルリングに変わっていたので、ビールを缶切りで開けて飲んだ経験はない。
それと同じように、そろそろプルリングを引っ張って開けて、ビールを飲んだことのない世代が出てくるんじゃなかろうか。
調べてみた。
1980年代にはステイオンタブ式が広まり始め、1990年代初頭にはほとんどすべてがそれに切り替わった。
もう20年余りになるということ。
やっぱりね。
そうして時代や風俗は流れていくんだね・・・
