![]() | 八朔の雪―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-1 時代小説文庫) |
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この日は大阪で姪の結婚式があった。
私にとって旅のお供はipodと小説。
普段は単行本で読むことを好ましく思っている小説も、旅となれば、やはり荷物として嵩張らない文庫本に。
ということで、最近ナイルのマーケットプレイスで取り寄せたこの本を携行。
これは、料理がテーマの読み物が好きな私にうってつけの小説。
その登場人物の際だった存在感。
そして、ホロリと泣ける人の心の機微の表現力。
著者である高田 郁さんの誠実な筆力に脱帽なのである。
この「みをつくし料理帖」シリーズは10作で完結したとか。
この本が第一作目なので、後九作は愉しめる。
理屈は必要ない。
「抑止力」とかいう単語でしか人との繋がりを判断出来ない輩(やから)はこの小説を読めばいい。
そして、人の心がみんな澪や芳のようになれば、戦争なんか起こりっこない。
そんな、心のサプリメントのような小説が、これ。
私は、小説の類(たぐい)は極力図書館で借りて、これ以上蔵書を増やさない方針にしているが、このシリーズは例外的に全て手元に揃えようかと思っている。
なんだか、そんな思いにさせられる本だ。
図書館で借りた本がつい後回しになってしまうのが玉に瑕だが・・・

