宝島のチュー太郎

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体外への旅



John Williams 映画「未知との遭遇」 Close Encounters of the third kind













 この本を知ることになったきっかけは、ヘミシンクという聞き慣れない単語を目にしたことだ。



以下引用

ヘミシンクとは

ヘミシンクは、モンロー研究所によって特許取得されたオーディオ・ガイダンス技術です。
医療機関や大学との共同研究によって科学的にも臨床的にも証明され、さらに50年以上にわたる実証的な教育・研究活動を通して洗練されてきました。

長年の研究の結果、特定のサウンド・パターンが、人間の意識をさまざまな状態へと導くことが明らかになってきました。
たとえば、深くリラックスした状態、睡眠、瞑想、知覚の拡大した状態、至高体験など、通常とは異なる意識状態です。

このオーディオ・ガイダンスのプロセスは、何層もの複雑なオーディオ信号を組み合わせることによって共鳴現象を起こし、特殊な脳波を発生させて、意識を特別な状態へと誘導するものです。
その結果、左脳と右脳が同調して機能する、脳全体の同期現象が発生します。
この状態をヘミシンクと呼びます。
ヘミシンクとは、ヘミスフェリック・シンクロナイゼーション(左右半脳の同調)の略であり、モンロー研究所の造語です。

実際には、静かなリラックス状態、高い集中力など、さまざまな意識状態を作り出すために、何種類かのヘミシンク信号が使われています。
これは、レーザー光線がコヒーレントな(整然とした)集中した光の状態を生み出すことに似ています。
ヘミシンクは意識を、集中力を伴ったコヒーレントな状態へと誘導します。
それによって、人間の精神的能力を高めるために最も適した意識状態へと導いていきます。

ヘミシンク信号に加えて、ミュージックや音声ガイダンス、あるいはかすかな音響効果などが組み合わされて、その効果はさらに高められます。


以上引用







 乱暴のそしりを覚悟で言うならば、 いわゆる幽体離脱をしやすくするシステムのこと。

それを作り出したのが、著者のロバート・モンローで、彼は自分の身の上に起こった体外離脱という不思議な現象の理屈を自分なりに研究した人。
1915年に生まれ、1995年に鬼籍に入っている。
そして、生涯に3冊の著作を発表した。



 実は、私はその2冊目から読み始めたのだが、あまりに退屈で難解なその内容に挫折した経緯がある。
ナイルのレビューによれば、1冊目のそれは研究所を立ち上げる前の経験談ばかりであるとあったので、それなら読めるか?と図書館で借りたもの。
(新居浜には蔵書が無く、松山から回ってきたが)



 しかし、2冊目よりはまだマシとは言いながら、それでも十分に睡眠導入剤の代わりになるものだった。

大体、私には体外離脱したいという願望は無い。
ただ、それがどういう仕組みなのか覗いてみたいという好奇心のみでトライしたのである。



 その結果、この本で学んだ事を大雑把に言うと、

体外離脱を自己の意識でコントロールできるようになったモンローの実験観察によれば、
大昔、神と呼ばれたものは、異次元生命体が起こした現象を当時の人間が思い違いをしたのだということ。

異次元生命体は、現在、宇宙人という解釈で捉えられているが、どうやらそれは第3ロカール、すなわち異次元に存在する何か。
従って、宗教上のような神は存在しない。

という風に「私は」解釈した。




まるで宇宙人に自分の脳の観察をされたような経験や、そこが何処で何時の時代なのか判らないまま恐ろしい体験をする。

トリップする先が、ロカール1から3まであって、順にその違いを理解する、もしくはその後の課題とする経験が延々と続く。

それらに全くリアリティを感じないので、退屈な実験報告を延々読んでる感じでつまらない。
とはいえ、わざわざ松山の図書館から回してもらったのだから、取り敢えずは読了しようと頑張って、先刻ようやく達成。




 なので、私(ワタクシメ)的には「第20章 結論に代えて」以降を読めばいいのじゃないかと考える。


そこにはこうある。


大抵の人間には「第二の体」があって、眠っている時にその体に乗って離脱する。
が、それを記憶している人はほとんどいない。
ただ、希にそうでないモンローのような人がいて、体外の旅を繰り返している。

その率はどのくらいだろう?
仮に100万人に1人だとすると、世界で3500人。
(これは、モンローが存命当時の数字なので、現在に当てはめれば7200人となる)


 この3500人が繋がってないという保証はない。

もしかすると、意志の疎通が出来ているかも知れない。



こう考えると空恐ろしい。

常人では想像も出来ない世界で悪事を画策されたら防ぎようがない。
いや、もしかして既にそれはもう現実かも知れない。


こんなSFチックなハナシにまで発展する。



 そして、こんな意味深な締めくくり方で終わる。


2025年のある日、ロカール1にいるひとりの少年が、ポータブルラジオに似た装置のボタンを押す。
私は信号を受け取り、その子に注意を向ける。
「やあ、坊や」私は優しくその子に挨拶する。
その私の孫の孫はそれを分かって微笑むのだ。




この本を上梓した1985年から40年もすれば・・・
と、モンローは考えたのかも知れないが、後10年でそこまで到達しそうには思えない。


 また、今年の9月がアセンションのターニングポイントだと言われているが、少なくとも私の周辺にその気配はない。
少し遅れているのか、私が凡人過ぎて感じてないだけなのか、
ハタマタ、大嘘八百の世界なのか。



その判断を下すのはもう少し先でも良かろう。




 ここまで書いてハタと思い当たった事がある。

それは、アセンションの考え方がこのロバート・モンローの解釈と低通するように思えることだ。


これは、アセンションとかいう怪しげな思想も学んでおく価値がありそうだ・・・








ロバート・モンロー「体外への旅」―未知世界の探訪はこうして始まった!
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ハート出版