宝島のチュー太郎

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    冬でも生のまま舐める、店主はそれが好き

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ライ麦畑でつかまえて



J.D.サリンジャーが亡くなったらしい。
というより、まだ存命だったという事実の方がオドロキだ。


サリンジャーといえば、「ライ麦畑でつかまえて」。
というよりこれしかないという印象ではないだろうか。

文学というものに興味を持ち始めた高校時代、一度は読むべき本の中に列挙されていながら、どこの本屋に行っても並んでなかった。
(調べてみると、どうやら表現方法において問題本だったようだ。)

当時はアマゾンも無ければ、本屋に取り寄せてもらうという知恵(というより熱意)も無かったので、ついぞそのままにして、庄司薫の「赤ずきんちゃんシリーズ」に走ったりしたものだ。




その後、30歳の坂を迎えた頃に、チュー太郎の常連さんとその話になり、確か貸してもらったように思うのだが、読了しなかったことだけは覚えている。


何やら難解な匂いがして、それ以上読み進める気力が湧かなかった。
今ならどうだろう?

大人の汚い部分を嫌う若者のののしりがベースになった小説・・・
今更どっぷり大人の私が読むべき本なのだろうか?
そんな思いもある。



ときに、あれは返しただろうか?
それともまだ借りたままだろうか?

いずれにしてもチュー太郎の本棚を見れば判ることではある。


本棚といえば、私専用のトイレの本棚には「フラニーとゾーイー」が並んでいる。
高校時代に手にすることが出来なかったサリンジャーの著作がいつも頭のどこかに引っ掛かっていた頃、ふと思い出して探したときに見つけた本だ。





でも、これもまだ読んでない。
一体、ホントに読みたいのかどうか、我ながら怪しいものだ。




その程度のことなら、まずは手元にあるこれからやっつけることとしよう。


サリンジャーという、数少ない著作ながら長きに渡って青少年に影響を与え続けている偉大なる作家を偲んで・・・









しかし、便利な世の中になったものだ。
あれほど探して入手出来なかったものが、今や簡単に、しかも中古本なら100円(+送料340円)で自宅に届くというのだから。

どうやら数種類出版されている中でも、この野崎孝の訳がいいらしい。
前述の私の蔵書「フラニーとゾーイー」もそうだった・・・

ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス)
J.D.サリンジャー
白水社

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こんなレビューを読むと、それまでは「いつか時間が出来たら」から「なるべく早く読んでおこう」と変わる私は短絡的か?

以下引用

ぼくはこの本を、暴問の太田が推薦していたのがきっかけで手に取った。
ぼくは誰が見ても、無学な学生で、この本を読むのにも辞書を傍らに置いてないと読めなかったし

この本に書いてあることを、全て理解できたわけではないのだが
それでもこの本には感動した。

読み終わって、本気になって何かをすることの正当性というか、それを保護するお守りをもらった気がした。

だからこの本は、そのまんま、周りの環境に不満がある人に最も読んでほしいです。

(ただし、ぼくの解釈が正しい保障はない)

フラニーとゾーイー (新潮文庫)
サリンジャー
新潮社

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