宝島のチュー太郎

20年続けたgooブログから引っ越してきました

    冬でも生のまま舐める、店主はそれが好き

www.sakenotakarajima.com

少しずつ、少しずつ・・・

少しでも稼業の「宣伝」になればとの助平心から始めたこのブログ。
勿論、その底流には元来文章をいじるのが好きだという性格も手伝っているし、自己表現したいという潜在的願望もあってのことだとは認識している。

お陰で、家族、親戚、知人には某かの興味を持って時々覗いてもらえている様で、その点では、かなり満足出来る傾向にある。

また、ネット上でたまたま袖触れ合うことによって拡がっていく縁もある。
これはこれで、これまでの世の中ではあり得なかった新たな邂逅のパターンの享受という意味では有り難いことには違いない。

それらを思うに、概ね有り難く、満足のいくブログ活動ではあるが、ただ一点のみ、当初の目論見と大きく異なることがあった。

それは、ごく限られた地域の人々への発信、要するに実生活圏に向けての稼業の宣伝にはほど遠いということである。

それは、勿論、インターネットの原点は個人発世界という規模の拡大にあるということは承知の上で、それをごく近所に絞った使い方も出来る筈だという発想にある。

今のところ積極的に通信販売のシステム構築に取り組んでないから、遠距離に住む方のアクセスに対して「商売」をする土壌にはない。
(現段階での最重要課題ではあるが。)

だから、今の段階での「宣伝」は、実生活圏に住む人々に、「酒の宝島」というちっちゃな店の存在を知ってもらうことが一義だと考えている。
そこからもう一歩進んで、島人たる私の「人となり」に馴染んでもらう、出来れば親しみを感じてもらうことで、某かの「商売」に繋がればいいなあ・・・という思いなのである。

ところが、である。
それはいくら待っていてもなにも進展しない。
そりゃそうだ、星の数ほどあるホームページやブログの、それも近所の店のそれに偶然に行き当たるなんてこと、狸が石を投げる程度に確率の低いことだろう。

そこで、チラシという紙媒体にもその存在をアピールする様にした。
(ごくちっちゃくではあるが。)
カッコよく言えば、いわゆるメディアミックスである。

恐らくチラシを実際に手に取る人の割合は2割にも満たないのではないか、そのうち「酒」に全く興味のない人が半分とすると、シコシコ配ったチラシが日の目を見るのはせいぜいその1割弱ということになる。
これは飽くまで個人的な仮説だから、もっとあるかも知れないし、もっとないかも知れない。

それと知りつつも止められないのは、今のところそれしか体力に見合う経費内での有効と思われる手段がないからでもある。

その上で、インターネット環境下にある人となると、もっと確率が下がる。
だから、すご~く狭い範囲での話である。

それが、ホントに少しずつ、少しずつ効果の様なものを感じ始めた。


まず、チラシ配りのバイトをベースに、月に2回の割で必ずチラシをお届けするお宅が2300件。
その中には知人や、「元顧客」もおられる。
まず、そうした方がぼちぼちアクセスしてくれるようになる様だ。

そして、前回のチラシで、込み入った説明を要する商品の下に、詳細はブログ「宝島のチュー太郎」某月某日の記事に載せておりますとの案内を表示する試みをしてみた。

すると、複数の反応があった。
これは、単純に嬉しい。

このパターンを継続してみようと思う。
そうすることで酒ブログらしくなるだろう。
(今は酒関連の記事が少なすぎ。つぶやき、もしくはぼやきブログ。)



もう一つは、ドンペリが普通の奥さんの目にとまったこと。
昨日のこと。
私とほぼ同年代とおぼしき女性が、「教えて」と来店された。
見れば手には「宝島ボトルレター12月後半号」が。
そこに載せたドンペリの最近事情を見て、知りたいことを訊きに行こうと思ったと言う。
彼女曰く、TVのドキュメンタリー等で、ホストクラブでよく出てくる「ドンペリ」っていうのは、一体どんな種類があるの?
銘柄はいくつもあるの?
普通のドンペリって、どれ?

こんな素朴な疑問である。
確かに、酒に明るくない一般の方には普通に湧き上がる疑問だろう。
それらに全て答えてあげることと、実はいきなりドンペリを飲んで美味しいと感じられる人の方が多分少ないだろうこと、でもこの1995年物は自分で何度か飲んでみて素晴らしい出来であること、息子達の門出に乾杯したときの初めて飲んだ息子達の反応などをお話することで、納得された上でお買い上げいただいた。
正月に家族で飲む計画だということなので、ついでに開栓の仕方なんぞも交えて。

ここ10年近く、商品写真と訴求価格をただ羅列するだけのチラシばかりを作る酒屋に成り果てていた。

それではあまりに寂しいと思い始めている。


まだ「妙案」とはいかないが、少しずつでもベクトルを変えていく必要があるのじゃないか。
そのベクトルはどれを選択すべきなのか。

まだ暗中模索の真っ只中ではあるが、「変わる」必要がある。


少しずつ、少しずつ・・・